3月28日 全国高等学校選抜剣道大会
春日井総合体育館第19回全国選抜剣道大会が、今年も愛知県・春日井市総合体育館で行なわれた。
男子48校、女子48校が、都道府県予選を勝ち上がり本大会へ出場した。(※愛知県男女各2校出場)
試合時間5分(延長なし)、オーダーは試合ごとに組み替える事ができる。
大会1日目に3校による予選リーグを行ない上位1チームが、2日目に男女とも決勝トーナメント(ベスト16)を行なう。
準々決勝、優勝候補同士の一戦。水戸葵陵と九州学院は、3−0で葵陵が勝つ。男子準々決勝の注目は、九州学院対水戸葵陵の一戦。「関東の意地」を見せた水戸葵陵が3−1で下した。
準決勝、水戸葵陵対高千穂は、先鋒を一本勝ちで先制した葵陵であったが、中堅を高千穂が2本勝ちをして本数差さで振り切り決勝進出を決めた。
もう一方は、明徳義塾と安房。安房は、準々決勝で島原と対戦し2−1で下した勢いをそのままに、準決勝でも先鋒から副将までを取り、4−1で圧勝し決勝へ駒を進めた。
高千穂と安房の決勝。3−1で安房が初優勝。 決勝は、両校とも初優勝を掛けた戦いとなった、高千穂対安房。先鋒を勢いよく2本勝ちした安房。しかし、次鋒は高千穂が2本勝ちで返す。中堅を引き分け、副将戦。ここで安房が勝利へ大きく近づく二本勝ちをする。大将戦の開始早々、高千穂が面を先制し流れを引き寄せたかに見えたが、安房・佐藤が逆転の2本勝ちをして、初優勝を決めた。
準決勝、筑紫台対阿蘇。代表戦を制した阿蘇が決勝へ。 女子準決勝は、東海大相模対守谷の関東対決、筑紫台対阿蘇の九州対決となった。
相模対守谷は接戦となった。守谷は準々決勝の若松商業戦を代表戦で破った勢いを保ち、準決勝でも先鋒を2本勝ちした。が、次鋒、副将を一本勝ちし逆転した相模。大将戦では、執念とも言える一本勝ちをした守谷が本数差で決勝進出を決めた。
筑紫台対阿蘇の一戦も代表戦までもつれ込む好勝負。次鋒を阿蘇、副将を筑紫台がそれぞれ一本勝ちで本戦を終えた。代表戦も大将同士となり、激しく攻め合った結果、阿蘇・渡邉が小手を決めて競り勝った。
決勝は守谷対阿蘇。準決勝で副将を取った阿蘇が優勝を決めた。 決勝戦、大会最多六度目の優勝目指す阿蘇、5年ぶり2度目の優勝を狙う守谷という、強豪、名門同士の一戦となった。
先鋒を二本勝ちした阿蘇、次鋒を一本勝ちで返した守谷。勝負のかかってきた副将を、二本勝ちした阿蘇。言うまでもなく優勝に大きく近づいた。大将戦、阿蘇・渡邉が面を先制して優勝を決めるも、守谷の大将・高橋は逆転の二本勝ちで意地を見せた。
男子優勝、安房高校、女子優勝、阿蘇高校で幕を閉じた選抜大会。選手達は、大会を通して得られたもの、嬉しさや悔しさを糧に、最大の目標であるインターハイに向けてこれからも精進していくことでしょう。LET'S KENDOでは、ささやかながら応援しております!
※試合レポートは、このページの下の方です。
※取材は大会2日目(決勝トーナメント)のみです。
※出場校一覧はこちらから
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ベスト8 |
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