9月3日 東京都剣道選手権(全日本予選)
実業団で活躍する山本
田中は常にトップクラスで活躍し、出場権を勝ち取る第50回東京都剣道選手権大会が、東京足立区・東京武道館にて開催された。
この大会でベスト4以上の選手に、第59回全日本剣道選手権大会の出場権が与えられる。
全日本出場権を得れるのは4選手。毎大会、警視庁がその上位を独占していたが、今大会は違った。
三位入賞を果したのが、山本有樹(渋谷区・NTT)と田中達也(学連剣・法政大職員)だ。
出場枠のうち2名の民間選手が出場を果すのは初めてとの事。
学生時より勝負さには定評があった山本は、2回戦で高橋秀人(警視庁)、権瓶豪人(皇宮)、田ノ上天啓(警視庁)と、強豪中の強豪を打ち破り準々決勝へ進出。そして全日本出場権を掛けた一戦では警視庁のベテラン・中田淳と対戦し、延長で中田の逆胴をかわし面を決め、準決勝へ進出を決めた。
中学、高校、大学とトップクラスの活躍してきた田中は、4回戦で佐藤範和(警視庁)、鈴木真治(皇宮)、準々決勝では林雄貴(警視庁)と対戦。田中が面を先制するも試合終盤、林が相面で競り勝ち五分とする。延長戦へ突入するかと思われたが、「勝負」の立ち合いで、田中が林の手元を上げた防御の隙を見逃さず、面の左側を打ち2本目を奪い勝利した。
堂々の優勝を果した内村。全日本では再び頂点を目指す内村良一(警視庁)が2年ぶりに予選に出場し、優勝を果した。内村は今大会で、気合い、決めの強さが際立っていた。
二位には、2年連続で松脇伸介(警視庁)となった。松脇は昨年の全日本に初出場しベスト8。今大会では一つでも上を狙ってもらいたい。
前回大会優勝、全日本では3位だった畠中宏輔(警視庁)は、5回戦(ベスト16)で中田淳に敗れた。
全日本剣道選手権は11月3日(祝)、日本武道館にて行なわれる。
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