8/6〜9 第59回全国高等学校剣道大会
(新潟インターハイ剣道)
●桐蔭学園9年ぶり3度目の優勝!!
男子団体、優勝を果した桐蔭は決勝トーナメント1回戦(以下:決勝T1)で磐田西を4−0、準々では玉竜旗優勝の島原を4−0、準決勝は地元・新潟商業を倒して勝ち上がってきた育英を4ー1で破り、盤石な戦いぶりで優勝候補の期待に恥じぬ戦いぶりを見せた。
決勝戦の相手は、3月の全国選抜の予選リーグで破れた福岡第一。
福岡第一は予選リーグで安房、上宮と予選屈指の激戦リーグを勝ち抜き、決勝T1では呉商と本数差、準々決勝は麗澤瑞浪を3−0、そして準決勝では高輪と代表戦までもつれ込み、大将にして個人戦優勝を果した井手が勝利し、粘りの剣道で決勝へ進出を果した。
決勝、桐蔭は福岡第一の対戦は意外にも前3人で決し、結果5ー0の完封勝利で桐蔭が優勝を決めた。
決して福岡第一が弱かったのではないという事を言っておきたい。決勝Tを戦った桐蔭の神野、田中、村上(個人3位)、加納、平井の気力、ポテンシャルが最大限に発揮され、紙一重の試合を正々堂々戦いものにし、優勝を果したのだ。
※決勝動画はこのページの下の方にあります。
●守谷が劇的勝利で涙の2連覇!!
女子団体、前回大会優勝を果した守谷だったが主力選手はすべて引退し、今年度のチームは1からのスタートとなった。選抜では3位、関東大会優勝と周囲の期待に応える活躍を見せていたが、玉竜旗では阿蘇中央に破れ上位進出は叶わなかった。
大会最終日、守谷は決勝T1で三養基と対戦し大将戦で競り勝つと、準々決勝の富岡東戦を3ー0で破り、準決勝は開催地の期待と大歓声を受け勢いに乗る新潟商業と対戦。守谷も地元・関係者の多くが応援に駆けつけチーム一丸となり新潟商業を3−0で打ち破り2年連続の決勝進出を決めた。
守谷の決勝戦の相手は、全国選抜、そして玉竜旗を制した強豪・中村学園女子。
中村女子は評判通りの強さで予選、決勝T1を勝ち上がり、準々決勝で鹿屋女子を3ー1、準決勝は阿蘇中央に先制されるも大将戦で逆転勝ちし決勝へ進出してきた。
決勝戦、中村女子が先鋒、次鋒で勝利し、今大会活躍の目立った副将・今村、大将・大西につないだ。しかしここから守谷が驚異的な勝負強さで副将・高橋、大将・大亀が取り返しスコアを2−2、同本数で代表戦へ持ち込む。代表戦、会場中央に設置された決勝用特設コートに観客が視線を集中した。
守谷・大亀、中村女子・大西、再び大将同士の対戦となり、大亀が鮮やかに胴放ち、3本上がった旗を確認した大亀は涙を堪えきれずうつむき、一方の大西はその場に膝から崩れ、大会を象徴するシーンとなった。守谷は初の2連覇達成、4度目の優勝を飾った。
※決勝動画はこちらから
(記事、写真提供「観戦者NDT」様より)
●結果
●男子団体 |
ベスト8 |
●女子団体 |
ベスト8 |
●優秀選手 |
●優秀選手 |
●トーナメント表