2015/3/27,28
H27第24回全国高等学校選抜剣道大会
●3/28 男子、九州学院が大会初の三連覇!!女子は中村学園女子が優勝!!
3/28(土)、大会最終日は男女とも決勝トーナメントをおこない、春の頂点を決める1日。
予選リーグでは試合時間4分だったが、決勝Tからは5分に変更され、試合展開もかわってきた。
男子、決勝トーナメント1回戦から、予想通りの接戦が各試合会場で繰り広げれた。優勝候補・九州学院は育英と対戦し先鋒から副将まで引分け、九学大将は九州個人王者・槌田が育英・森塚から2本勝ちし1-0で準々決勝進出を決める。
接戦となったのは高輪対鵬翔。タイミングをずらし鋭く攻める鵬翔は次鋒・山下が2本勝ち、高輪は次ぐ中堅・丸山で取り返し、勝負は代表戦へ。15分に及ぶ接戦を、高輪・新名が引き胴を決め勝利を決めた。
麗澤瑞浪は1年生メンバー中心の布陣、桐蔭学園と対戦した。試合は星の取り合いとなり大将戦まで2-2、麗澤大将・小角が桐蔭・加納から2本勝ちし勝負を決めた。
準々決勝、鹿児島実業を代表戦で下した三重は杵築と対戦し、杵築次鋒・和田の2本勝ちで1-0で接戦を制し、初のベスト4入りを決めた。
高輪対麗澤瑞浪の準々決勝は手に汗握る好勝負となり、麗澤中堅・山本がコテで1本勝ち、高輪大将・新名は試合終了間際に麗澤・小角から面を奪い代表戦へとつなげるかと思いきや、小角がツキを決めたと同時に試合終了となり1-0で麗澤瑞浪が勝利した。
決勝T1回戦、実力を発揮し勝ち上がった佐野日大と島原が準々決勝で対戦。島原がリードしては佐野日大が食らいつく展開となったが、佐野は一歩及ばず3-1で島原が勝利。
九州対決となった九学と福大大濠は、本戦では決着がつかず大将同士で代表戦となり九学・槌田が大濠・秋山から面を決めて勝利し、準決勝で島原との対戦。
準決勝初進出同士の対戦となった杵築対麗澤瑞浪。引分けが続き、均衡が破れたのは大将戦、全試合に勝利している1年生大将、麗澤・小角は杵築・中根から面を決めて勝利し決勝進出を決めた。
前回大会決勝と同一カードとなった九州学院対島原の準決勝。九学先鋒・梶谷、中堅・佐藤、副将・星子と、意外にも大将戦前に勝負を決めた九学が4大会連続で決勝進出を決めた。
初優勝を目指す麗澤瑞浪は、近年の高校剣道界をリードする九州学院と対戦。
女子決勝がおこなわれた後、大会最後の試合となる男子決勝戦が開始された。
九学は決勝T1回戦までメンバー変更し試合にのぞんでいたが、その中、全試合先鋒に固定されていた梶谷はこの決勝ででも2本勝ちという最高の形で試合をつなぐ。さらに九学中堅・佐藤も2本勝ち、優勝を掛けた副将戦で九学・星子が勝利し優勝を決め、大将戦でも九学・槌田が麗澤・小角から1本勝ちし、結果4-0で大会史上初の三連覇、七度目の優勝を果たした。
● 女子、中村学園女子が3度目の優勝!!(4/6追加)
女子、中村学園女子が3度目の大会制覇! 女子、東奥義塾は決勝トーナメントから厳しい試合となった。決勝T1回戦では守谷を2-0、準々決勝では八代白百合に1-0、そして準決勝では大会2連覇中の麗澤瑞浪。麗澤瑞浪は大将・佐藤の活躍で接戦を勝ち抜いてきた。決勝T1回戦では草津東を2-0、準々決勝の本庄第一戦は本戦0-0、代表戦で佐藤が引き面を決めて勝利し準決勝進出を果たした。
接戦がつづく決勝トーナメント1回戦、新潟商業は桐蔭学園は、新潟商業・近藤が代表戦を制し準決勝進出を果たすも、準々決勝では中村学園女子が大将戦で勝利し2-1の接戦を制した。中村女子は、予選リーグから強豪校との対戦が続くも準々決勝終了時点で敗者数1、接戦は多かったが勝負強さが見える。
地元愛知勢は男女通じて唯一の決勝トーナメント進出を果たした星城は、三養基と対戦し次鋒戦で先制したが副将、大将で逆転負けをしてしまった。
その三養基は準々決勝で九州対決、島原と対戦するも次鋒、副将で勝利した島原が準決勝進出を決める。
女子決勝、中村学園女子が東奥義塾を3-0で勝利し優勝を決めた。 準決勝、東奥義塾対麗澤瑞浪。試合が動いた中堅戦、東奥・浅井が上段の麗澤・相原からコテを奪い一本勝ち、麗澤大将・佐藤は勝利が絶対条件。佐藤は東奥・小松の打ち終わりに引き面を合わせ一本勝ちし、代表戦へ持ち込む。代表戦は再び大将同士の対戦となり、最後は小松が佐藤の動き出しに面を合わせた面が1本となり、大将戦のリベンジを果たすとともにチームを決勝へと導いた。
九州王者・島原対中村学園女子の準決勝、次鋒戦を中村・村田がキレのよい引き胴を決め一本勝ちし、その後も引き分けが続き大将戦となる。実力選手同士の一戦は、島原・藤崎が積極的に攻めを見せるも一本は奪えず引分けとなり、中村女子が決勝進出を果たす。
決勝戦、初優勝を目指した東奥義塾だったが、試合は中村学園女子が主導権を握り試合を進める。先鋒戦、中村・鈴木が引き面で1本勝ち、続く次鋒戦も中村・村田が上段の東奥・岩間の片手面に合わせてコテを奪い1本勝ちし、優勝へ王手をかける。中堅は引分け、副将戦、今大会負けなしの中村・合瀬が試合開始と同時に鋭い面で1本奪うと、さらに面を決め2本勝ちし優勝を決める。結果3-0で中村学園女子がH24大会以来の優勝を果たした。
●3/27 男女予選リーグ結果 男子・九学等強豪校が勝ち上がる
3/27男女各48校により熱戦の予選リーツが繰り広げられた! 3/27(金)、第24回全国高等学校剣道選抜大会が愛知県・春日市総合体育館にて開幕した。
男子予選リーグは、Dブロック、奈良大付属(奈良)、若松商業(福島)、本庄第一(埼玉)の強豪校が揃い、若松商が勝数差で勝ち上がり、決勝トーナメント1回戦で杵築(大分)との対戦が決まった。Eブロックも高輪(東京)、秋田南(秋田)、帝京第五(愛媛)は1勝1分で高輪と帝京五が並ぶも、勝数差で高輪がリーグ突破を決め決勝T1回戦で鵬翔(宮崎)と対戦。
役者の揃う桐蔭学園(神奈川)はHリーグで東海大四(北海道)、久御山(京都)から2勝し、H・麗澤瑞浪(岐阜)もリーグ2勝で突破を決め、勢いのあるチーム同士で決勝T1回戦で戦う。
決勝T1回戦注目の最注目といっても過言ではない一戦となったのが、I・九州学院対J・育英だ。九学はリーグ2勝で勝ち上がったが、育英は東海大浦安(千葉)との大将戦で勝利しリーグ突破を決め、勝負強さを見せた。
3/28、男女優勝校が決まるL・福大大濠(福岡)は、横田(島根)に勝利するも上宮(大阪)では大将戦で勝利し引き分けという厳しい試合となった。勝数差で上宮を上回りリーグ突破を決めた。
Mリーグ2勝の佐野日大(栃木)は、決勝T1回戦でN・敦賀(福井)と対戦。敦賀は予選で龍谷(佐賀)に1-0、東奥義塾と引分け、強豪校と五分に渡り合い、勝ち上がっている。北陸唯一の決勝T進出となり、その粘り強さを発揮できれば台風の目となりかねない存在だ。
前回大会に二位・島原(長崎)はOリーグ2勝、決勝T1回戦で前橋育英(群馬)との対戦が決まっている。
女子、A・守谷が勝ち上がったが日吉ヶ丘(京都)に1-0、岡崎城西(愛知)と引分け、苦しみながらリーグを突破を決め、決勝T1回戦ではBリーグ2勝の東奥義塾(青森)と対戦。
決勝T1回戦、C2勝・八代白百合(熊本)はD・富岡東(徳島)と対戦。このAからDブロックは強豪校のつぶし合いとも言える対戦が決勝トーナメント早々に行われる。
厳しいリーグとなったEリーグは麗澤瑞浪(岐阜)が高千穂(宮崎)、健大高崎(群馬)から2勝しリーグ突破、大会連覇へ向けて好スタートとなった。
Iリーグ、名門・左沢(山形)は山口鴻城(山口)に敗れ、鴻城が琴平(賀川)にも勝利しリーグ突破、決勝T1回戦ではJ1位、強豪・島原(長崎)と対戦する。K・三養基(佐賀)、地元愛知県勢で男女含め唯一の決勝T進出を決めたL・星城、M・新潟商業(新潟、)N・桐蔭学園(神奈川)、O・中村学園女子(福岡)、磐田西(静岡)はそれぞれリーグ2勝で勝ち上がり、決勝トーナメントで対戦する。
男子予選リーグ突破校を見ると、九州勢6校と強さを見せ、関東勢が4校、他各地方1校といった印象だ。予選では前回優勝校・九州学院の剣道、勢いが光っているように見えた。しかし、歴戦の強豪校が決勝トーナメント進出を決めており、九学3連覇は厳しい道のりとなるだろう。
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※4/12 決勝〜準々決勝
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※〜4/12 準々決勝〜決勝トーナメント1回戦
※4/1 男女決勝、準決勝アップ
※大会詳細、組合せは【全国高校剣道選抜大会公式HP】に掲載されております。
【一本集】
決勝〜準決勝編
準々決勝編
決勝トーナメント編
●結果
●男子 |
男子・ベスト8 |
●女子 |
女子・ベスト8 |
●優秀選手 |
【女子】 |
●表彰式
閉会式
男子
女子
●トーナメント表
男子準々決勝 |
女子準決勝 |
女子準々決勝 |
男子 決勝T1回戦 |