2015/9/5
H27寛仁親王杯第15回剣道八段選抜剣道大会
優勝した恩田(警視庁)は準決勝で石田(千代田)、決勝戦の栗田から勝利し3度目の優勝を果たした9/5、寛仁親王杯 第15回剣道八段選抜大会が東京足立区・東京武道館にて開催され、関東を中心に剣道最高峰八段取得32選手が揃った。
前回大会優勝の佐藤勝信(警視庁)は一回戦の牧芳正(千代田)に勝利し2回戦で軽米良臣(千葉)に判定1-2で敗退。試合ルールとして準決勝までは本戦5分+延長5分で勝敗が決しない場合は判定となるのだ。
軽米は準々決勝で栗田和市郎(警視庁)と対戦し、延長戦で面を決めた栗田が準決勝進出を決め石井猛(警視庁)と対戦。
石井は序盤で小山則夫(神奈川)、二回戦では前回大会三位の碓氷好一(世田谷)と対戦し、10歳以上の歳の差対決となったこの試合は年長者である石井が序盤、中盤に面を決め2本勝ちで準々へ駒を進め、井島章(千葉)と対戦。井島が試合序盤に面を決めるも、石井が試合終盤にコテ、さらに面を決めて逆転勝利した。
準決勝の栗田対石井は、試合中盤に近い間合いから栗田がタイミングを外しながら放ったコテが1本となる。その後も間合いの攻防が続き一進一退の末に試合時間終了、栗田が決勝進出を決めた。
H25大会、初出場で初優勝を果たした石田利也(千代田)、前回大会3位と上位へ連続進出している。今大会でも1回戦で佐藤斗司夫(学連剣)、織口剛次(神奈川)、準々決勝で関川忠誠(千葉)から勝利し準決勝へ。対戦相手は過去2回の優勝を誇り、前回大会準優勝の恩田浩司(警視庁)。恩田は1回戦で重松公明(千葉)、谷勝彦(群馬)、準々では警視庁対決となった川原力に勝利し勝ち上がってきた。
石田対恩田の準決勝は、試合序盤、石田の面に恩田が返し胴を合わせて先制。両選手とも厳しい剣先の攻防からの打突を見せるも有効打はなく、恩田が2大会連続の決勝進出を決める。
決勝戦は栗田対恩田、試合展開は恩田が先に攻め、栗田は巧みに対応し打ちを見せる。試合終盤に差し掛かった頃、恩田が面からのコテが栗田をとらえ1本となる。試合時間は残り1分、切れることのない攻防が続き試合終了となり恩田が1本勝ちで勝利し、3度目の優勝を果たした。
●結果
●トーナメント表
●試合動画(決勝〜準々決勝)
【動画全31試合】
【決勝】
赤 ×栗田(警視庁)( 一本勝ち コ)恩田(警視庁)○ 白
【準決勝1】
赤 ○栗田(警視庁)(コ 一本勝ち )石井(警視庁)× 白
【準決勝2】
赤 ×石田(千代田)( 一本勝ち ド)恩田(警視庁)○ 白
【準々決勝1】
赤 ×軽米(千葉)( 延長 メ)栗田(警視庁)○ 白
【準々決勝2】
赤 ×井島(千葉)(メ 勝ち コメ)石井(警視庁)○ 白
【準々決勝3】
赤 ○石田(千代田)(コ 延長 )関川(千葉)× 白
【準々決勝4】
赤 ×川原(警視庁)( 勝ち メコ)恩田(警視庁)○ 白