【特集!】沖縄・小禄高校剣道部 潜入取材!!

[gadsD]

小禄高校
[gads]

潜入取材!沖縄・小禄高校剣道部!!

小禄高校
男子は沖縄・小禄高校剣道部の強さの秘密!

2019年7月、台風が過ぎ去った蒸し暑い天候の中、沖縄県那覇市にある県立小禄(おろく)高等学校剣道部を訪ねた。

小禄高校剣道部を率いるのは大浦勲監督。剣道部は全国高校選抜大会やインターハイ、九州大会などに出場する剣道強豪校。しかし、実際は大浦監督が就任する前までは「休部」状態だった・・・

剣道部を復活させ、わずか6年で強豪校までに上り詰めた、小禄高校剣道部へ潜入取材!!

現在の剣道部は男子18名、女子11名、マネージャー2名、男子キャプテンは仲西旭(3年)、女子は山田林奈(3年)がチームをまとめている。

いままでに、インターハイ団体では男女とも3度ずつ出場を果たし、全国高校選抜大会ではベスト8に進出するなど活躍している。さらに、女子部の選手は今年の全日本女子剣道選手権へも出場している。

男女とも沖縄を代表する強豪校、チームは沖縄出身選手を中心に九州、関東からも選手が集まっている。「選手をスカウトし、ありがたいことに来てくれる子もいますので縁を大切にしています。また、県外からの部員には沖縄を知り、楽しんでもらいたいですね。」と大浦監督は話した。

また、剣道部には専用の寮も完備されており、県内の部員に関しても自宅から通えない選手が共同生活し、私生活の面においても大浦監督が協力している。

剣道部の強化に関しては離島・沖縄ということがハンデになっているが、それもでも月1回程度、県外遠征(錬成会・大会)を計画し九州・本州へ行き、剣風・技術を得るための努力をしている。小・中学校までは県内で大会が多いものの、小禄高校では「外」をより多く見せ、経験を積み強くしていく方針を持っている。

大浦監督は「県外に出るには飛行機を使うことが多くなってしまいます。なので、半年先を見越して安いチケット、宿泊場所を確保するようにしています。なるべく、保護者を含めて負担を減らす努力はしています。」と話した。また、県外からも小禄高校へ全国屈指の強豪校が練習試合に来てくれることも増えているとのこと。そして、遠征時には外部指導者、OBに協力してもらい剣道部を強化している。

指導方針としては「正しく」をモットーに、そして、実践を意識した稽古を取り入れていた。

大浦監督が「正しい剣道を目指すために基本、打ち込みを多くやっています」と言う通り、基本動作、手の内や打突スピードを上げる取り組みをしていた。重い鉄柱を入れた自作の重い素振り用竹刀を使った素振り、自作のタイヤ台への打ち込み、面をつけてからは3人一組でのバリエーションの多い切り返し、基本打ちや打ち込みを1セットにし(1セット約15分)繰り返し行ない休憩となった。

沖縄の暑さも考慮し、こまめな給水は欠かさない。選手に話を聞いても「暑くてきついです!」と、稽古の厳しさと地元出身であっても沖縄ならではの暑さに苦戦していた。

稽古再開後、再び基本打ち。大きく小さく打つ基本を順におこない、自分で確認しながら、また、大浦監督も声をかける。稽古前半の最後は、一本を取り合うような相かかり稽古。クロスの体形で太鼓を合図に打ち合い、ローテーションしていく。

稽古後半は地稽古。部員同士お互いに、そして、監督との稽古では日頃からの課題や稽古中に見つけたウィークポイントを大浦監督が繰り返し伝え、最後は掛かり稽古、切り返しをして終了となった。

大浦監督は沖縄出身であり、沖縄剣道の特性を理解しいる。また、学生時は国際武道大で稽古を積み、さらに教員として20年以上の経験があり、それらを元に沖縄らしい剣風だけはなく正しい剣道を追求し伝えている。

小禄高校の今後の活躍に期待だ!

[gads]

特集動画

[gads]

稽古風景

準備運動、素振りをおこなう。

一本一本集中する。
部員各自が作る素振り用竹刀
タイヤ打ち込み。

この台を使い、打突、打ち抜け、引き技などをおこなう

このタイヤ台も手作り。
準備運動後に面をつけた稽古へ
3人一組で基本、打ち込みをおこなう

大浦監督がアドバイスを送る

キャプテンからの指示
再び、みっちりと基本打ちをおこなう
課題に取り組む

全日本女子選手権に初出場を果たした、女子キャプテンの山田

一本を意識した相かかり稽古
対角線に並び、太鼓の合図で始まる
稽古前半が終了。稽古中も含め、こまめに給水する。

稽古後半、地稽古。監督にかかる

女子部員も監督にかかる
良い打ちができるまで終わらないことも・・・!?
最後は切り返しで稽古終了

稽古の厳しさと沖縄の暑さで息が上がる。

剣道部を支えるマネージャー
夏合宿では浜辺でランニングや素振りを。
厳しくも楽しいのが小禄高校剣道部だ。
小禄高校剣道部のみなさま、ご協力いただいた方々ありがとうございました!!