【速報】10/30 第70回全日本学生剣道優勝大会2022

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速報

第70回全日本学生剣道優勝大会が大阪・エディオンアリーナ(大阪府立体育館)にて開催された。

筑波大は準決勝で、中央大の4連覇を阻止し決勝へ勝ち進み、関東学生大会の決勝の相手でもある日体大と、今度は日本一をかけて再び対戦した。試合は先鋒戦で筑波大・原田が相手を追い込みメンを決めて一本勝ち、中堅戦で筑波大・重黒木が鋭くメンを放ち一本勝ちしリードする。三将戦では日体大・新谷が池田から逆転勝利。筑波大リードの大将戦、筑波・大平と日体大・棗田の試合は、積極的に攻める棗田に大平は有効打を許さず引き分けとなり、2-1で筑波大が5年ぶり優勝を果たした。

筑波大・鍋山監督「普段から「勝ちに転ぶか負けに転ぶかは普段の心がけ」と選手たちには伝え、それが今日は勝ちに転びました。選手たちが頑張ってくれましたね。今日は4年生のまとまりが良かったです。キャプテンの大平、副キャプテンの重黒木、そして、黒川も活躍してくれましたね。」と

筑波大キャプテン・大平「4年間やってき良かったと思っています。チームとしては万全の状況で大会にのぞみました。決勝戦は、みんなが繋いでくれましたし、日本一にもなりたかったので全力で試合をしました。すべての試合、気を抜かずにやっていましたが、特に3回戦の大体大戦は3連敗してから勝つことができたのは、チームワークの良さがあったからだと思います」

筑波大副キャプテン・重黒木「本当に嬉しいですね。関東学生でチーム迷惑をかけたので(試合に負けてしまった)、信頼を取り戻す気持ちでこの1ヶ月間は稽古してきました。ただ、今日も序盤戦は結果がだせなかったのですが、大体大戦をきっかけに気持ちをさらに入れ替えて、調子が良くない中でも使ってくれていたので結果で返したいと思いました。最後は気持ちでだけでした。」と話した。重黒木は準々決勝と決勝ではチームの勝利につながる大きな1勝を挙げた。

筑波大3年・原田「後ろの先輩方を信じて試合をしましたが、3回戦で負けてしまった後に監督から「後悔しないような試合をしなさい」とアドバイスをされてからは調子が上がりました。来年、関東、全日本学生の団体も個人も取れるように頑張ります」と話した。

日体大キャプテン・棗田「去年の全日本学生で負けてから苦しい稽古を積み重ねてきて、今日も最後の一本が取れずにチームに対して申し訳ない気持ちですが、日体大らしさ、自分たちの剣道はできたとおもいます。(4年間を振り返り)いろいろな思い出があり充実した4年間でした。剣道も生活に関しても内容の濃い、人としても成長させてくれました。」

結果

優勝 筑波大学

二位 日本体育大学

三位 中央大学、近畿大学

ベスト8

明治大学、鹿屋体育大学、専修大学、別府大学

決勝

○筑波大2-1日体大×

筑波大の先鋒は原田。5月の関東学生選手権では三位となり、今大会では準々決勝・準決勝で連勝し勢いをつけた。日体大・藤島(心)はチーム唯一の一年生選手。打突力のある藤島に対して、原田は巧みな足さばきで間合いを調整。試合終盤、藤島の引き面を放ったが原田は絶妙なタイミングで間合いを詰めてメンに飛び込み先取し、そのまま一本勝ち。

次鋒戦、日体大は大柄で力強い松栄と、筑波大は闘志を感じる攻めの姿勢が印象的な米田の試合は引き分け。五将戦、筑波大・阿部と日体大・西口も引き分けと、2戦連続で引き分けが続いた。

中堅戦、筑波大・重黒木、日体大・藤島(剣)、試合を通し攻め合いながら一本を狙う打ちを見せる。試合終盤、やや遠い間合いから重黒木が思い切って放ったメンが一本になり一本勝ちし、筑波大がリードを2勝に広げた。

三将戦、筑波大・池田が試合開始早々に日体大・新谷から飛び込みメンを決める。2本目が始まりすぐに、今度は新谷が攻めて出ばなコテを決めてた。勝負の立ち合いで、新谷は思い切りのいいメンを放ちタイミングも良かったが、やや先だったか。試合終盤、池田がじわじわと攻め面を狙うも新谷が出ばなコテを決めて逆転勝利で日体大が1勝返す。

副将戦、筑波大は全日本学生個人王者・黒川と、日体大は奈良大付属出身の長身選手・山本の一戦は引き分け。大将戦、勝利が必要な日体大・棗田と筑波大・大平。両選手のプレッシャーは相当なものだろう。この状況においては棗田の攻めが強まり、大平は間合いを詰めながら前にでる。試合終盤、打ち合いの中で棗田が放った面が大平をとらえたが一本にはならず。この試合も引き分けとなり、筑波大が2-1で優勝を決めた。

準決勝

×中央大0-1筑波大○

×近畿大1-2日体大○

準々決勝

・明治大×中央大

・鹿体大×筑波大

・近畿大×専修大

・日体大×別府大

3回戦

×日大1-3明治大○

○中央大2-1立命館大×

○鹿体大×慶応大×

×大体大3-3筑波大○

※大体大は3連勝したが、筑波が追いつき、代表戦で筑波・大平が大体大・瀧本の小手をかわしてメンを決めた。

○近畿大5-0関西大×

×駒澤大1-1専修大○

※代表戦で専大・櫻井が駒大・福田からメンを決めて勝利

×流経大0-6日体大○

○別府大4-0明星大×

2回戦

鹿体大と國士舘は2-2で代表戦。鹿体大・木村が國士舘・岩部から引きメンをきめて勝利。

駒澤大が3連勝で優位に試合展開したが京産大が追いつき代表戦へ。駒大・福田がコテを決めて代表戦に勝利した。

流経大は摂南大から2-1で勝利

日大が早大から3-1で勝利

1回戦

筑波大の初戦、大阪教育大から3-0で勝利

鹿体大は成城大に5-0で勝利。國士舘は姫路獨協大に勝利し、2回戦はの鹿体大と國士舘が対戦。

東農大は仙台大との接戦を3-2で勝利。

日大は東海王者・中京大との接戦を制す

大体大は北海学園に勝利。大体大らしいを発揮した。

駒澤大も勢いあり。1回戦は中部大から勝利。

近畿大、流経大、別府大が2回戦へ

早大は関西福祉大との代表戦に早大・大串が勝利し2回戦で日大と対戦へ

摂南大は隙を見せず立教大から5-0で勝利。

中央大、関東学院大、国武大、京都産業大、関西学院大、神戸学院大、大東文化大が2回戦へ

開会式

9時半より開会式、試合は9時50分より

第70回全日本学生剣道優勝大会

令和4年/2022年10月30日(日)

大阪・エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)

※七人制団体戦

※大会詳細は【全日本学生剣道連盟HP】に掲載されています>>

※LET’S KENDOでは速報予定です。

組合せ

※全日本学生剣道連盟より

速報

※大会当日より