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【潜入取材!】埼玉県警剣道特練!

更新日: 2023/1/27

埼玉県警察剣道特練は全国警察大会で活躍し、全日本剣道選手権や全国警察選手権においても上位入賞する選手を多数輩出している。

現在、米屋勇一監督の元、足立柳次が主将をつとめ三部稽古をおこないチーム強化していおり、最大の目標である全国警察大会優勝を目指し特練員は日々稽古を積んでいる

特練員は、朝、午前、午後の三部練習を行なっている。

現在、剣道特練を指揮している米屋勇一監督は「集中すること」「一本いっぽんを気を抜かないこと」という精神面から、素振りから基本稽古に至るまで選手の課題意識をしっかりとお持たせ、「剣道の上達」と「試合に勝つ」ための稽古をしている。監督就任から4年、昨年10月に3年ぶりに開催された全国警察大会では三部で準優勝となった。本来なら二部へ昇格するはずだったが残念ながら今年度の警察大会では、各部門へ昇格・降格がない特例の大会となってしまっていたが、チーム力向上の手応えを感じたことだろう。このことについて米屋監督は「辛い稽古でも声を出し合って支え合えるチームです。これからもっと強くなっていくと思います」と話した。

稽古メニューは選手の体調や大会の時期などによりメニューを変更しているというが、素振りは1日合計1000本を目標値とし、稽古は「追い込み」「基本・応用」「地稽古」「かかり稽古・打ち込み」とベーシックなものとなっている。

最初に追い込み稽古をする理由としては「最初に力を出し切る、という意味があります。あえて疲れた状況を作ることにより試合中においても、体力を消耗してしまい本来の動きができなくなった時のことを想定しながら稽古することが必要だと考えています。」と、その意味を話した。

基本打ち稽古の最初には諸手突きから始まった。「打つ側は、中心を取り崩してから打つこと。外してしまったら後打ちを必ず狙うこと。また、元立ちは簡単に打たせてはいけない。」と号令した。実際、突きの稽古では外してしまった際には、打つ側もさらに元立ち側もすぐに後打ちをしており、全員にその意識が浸透している。その後は、面、小手、小手・面、引き技。応じ技と基本稽古は続いた。

休憩を挟み、地稽古。選手は、いち早く面をつけて監督の元へ。

米屋監督は「できる限り面をつけて、一緒に稽古するようにしています。受けてみないと、わからないこともたくさんあります。」と話し、この日も多くの選手と稽古した。

地稽古の後は掛かり稽古と切り返しをおこない、稽古終了となった。

警察剣道選手は、一般剣道愛好家にとって「憧れ」の存在。その影には、想像を絶する厳しい稽古をおこなっている。

潜入取材動画

稽古風景

ー編集後記ー

監督である米屋勇一先生は、私の高校の二つ上の先輩です。今回の取材では、私も先輩も立場を変え「先生」「取材者」となり、「先生」と呼ぶことが少し慣れない感じでした。

米屋先生は、私が初めて見た「全国クラス」の選手でした。「こんな強い人が世の中にいるのか!?」とびっくりしたことを今でも鮮明に思い出すことができます。当時、米屋先生から声をかけてもらうことも多く、叱られたこともないですが、やはり「二つ上の先輩」ということで、自分からはなかなか話しかけることはできなかったですよね笑 

先生が高校を卒業してからは、なかなか話す機会もなく全日本選手権をテレビでみて応援する立場でした。

そして、LET’S KENDOを始めて10年が経ち「先輩も少しは認めてくれたのではないか」と内心、少しビビリながら埼玉県警および米屋先生へ取材オファーをし「やりましょう」と言っていただき、今回の取材が実現しました。米屋先生、特練員のみなさま、ご関係者の皆様、ありがとうございました。

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