【優勝 日体大!】11/8〜9 第44回全日本女子学生剣道優勝大会2025

日体大が8年ぶり三度目の優勝

第44回全日本女子学生剣道優勝大会が2025年11月8日(土)〜9日(日)、愛知県・春日井市総合体育館にて、今大会も二日間に渡り開催された。大会へは各地方大会を勝ち抜いた56校がエントリー。試合は五人制団体戦(5分三本勝負)でおこなわれ、トーナメントを最大6回勝ち上がり優勝を目指した。決勝は、日本体育大学と鹿屋体育大学が対戦し、代表戦で日体大・松本が引きメンを決めて勝利し、8年ぶり3度目の優勝を果たした。

インタビュー

日本体育大学・新里監督

(大会を振り返り)この全日本に向けて本当に一丸となって取り組んできて、特にこの4年生は力のある代ではあったんですけど、なかなか結果が出なくていつも悔し涙を流していました。最後は、日本一を取って終わろうということで、自分たちをさらに高めてやってきた成果が、最後に実を結んでくれたのかなと。本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。

(決勝戦での勝利とキャプテンの活躍)本当に、鹿屋体育大学の選手の皆さんの攻撃力の高さと言いますか、最初はそれに圧倒されている部分があって、どうなるかなっていうところだったんですけど、対照的にキャプテンの松本がその流れをひっくり返すような素晴らしい技を打ってくれたので、今まで見たことないような技でした(笑) やっぱり、土壇場でキャプテンとしての最後の力、底力という、そういったものが出たのかなと。すごく感動しました。

(チームの強み) 4年生を筆頭にしながら、みんなが4年生についていき、みんな姉妹のような関係がすごく良かったのかなと思います。このチームは4年生が3人で、1年生が2人、2年生が1人、3年生が1人という7人チーム編成だったんですけど、総合的に来年は今の3年生以下がもっと力を上げていかなければ、この決勝の舞台まで来ることはできないと思いますので、もう一回この決勝の舞台に来れるように、一丸となって頑張らしたいと思います。

鹿屋体育大学・大城戸監督

(準優勝という結果について)私はこの4月から入らせていただいて、このチームは今いる前坂先生、竹中先生、前任の下川先生がいた時に、ほぼほぼ作っていただいたチームなので、安心して信頼できるチームでした。目標はこの大会での優勝と、ずっと言っていたので・・・・ 最後やっぱり勝ち切れなかったのが、僕の監督責任だなっていうのは本当に思います。選手たちは本当に立派に戦ってくれて、予選から5試合、みんなが全力でやってくれました。

(決勝戦での戦いと敗因) 選手には一試合一試合、1回戦から決勝のつもりで、ずっと言っていいました。決勝まで来れて、再度、やってきたことを出し切ってこいと言ったんですけど、やっぱりその、気合いというか、熱というか、それが少し欠如していました。最後勝ち切れなかったというのが、全てだと思います。

日体大 大将・松本(キャプテン)

(優勝したことについて)素直にとても嬉しいですけど、やっぱり自分一人じゃそこまで戦えなかったと思うので、一緒に頑張ってくれたみんなに感謝したいです。(試合の心境)最後っていう気持ちだったので、絶対負けたくないっていう気持ちもあって。自分らしい試合ができたんじゃないかなと思っています。(大将戦&代表戦について)鹿体大・宮田選手とは中学校まで熊本県の同じ県の中でやってて、中学校でも試合するのはありました、もう強い選手なので。気持ちでは負けないように。思いっきり勝負いきました。途中でちょっと危ないところもあってドキドキしたんですけど、もう一本に絞って、もう打つところはしっかり、何て言うんですかね、狙いをしっかり持って、最後まで打ち切ることができたと思います。(最後の一本について)自分でも出したことがない技でした(笑) なんか、目つぶってたし、もう相手を見てなかったと思います。必死に打つことだけ考えて、一本に狙うことだけ考えて。「ここだ!」って多分思ったんだと思うんですけど。多分そこで行ったんだと思います。

(日本一への取り組み)稽古の内容がすごい、もうきつくてギブアップが出るような稽古が多かったんですけど、やっぱそんな中でもみんなで声かけあってやってきて、なんて言うんですかね、一人ひとりが頑張るというよりは、みんなで頑張ってきたから、そこが試合に繋がったんじゃないかなと思います。(キャプテンとして)自分に試合がかかってるっていう気持ちだったので、もう稽古からみんなを引っ張るというよりは、一番稽古をやって、自分に自信がつくように心がけていました。自分の試合ができる、自分の自信を勝ち取れるような稽古を、キャプテンという立場もありますけど、そこを一番意識してやりました。

(3年前の決勝戦と今大会)先輩方がすごくかっこよかったんで、自分たちもこのコートでやるっていうのは夢でもあったし、その中でもやっぱり日本一はみんなで掲げていました。先輩たちが3年前に負けた悔しさというのもあるんですけど、自分たちもやっぱり負けられないって言っていたので。日本一になるためには、やっぱり勝たないといけないから、勝つっていうところだけ意識していたというか… こうやって日本一を獲れたというのは嬉しいです。そして、結果よりも、頑張ってきた過程が、やっぱり自分の人生に生きてくると、実感しました。勝つというのは、結果としてはそうなんですけど、みんなで頑張ってきた4年間が、やっぱり一番大事かなって思います。

鹿体大 大将・宮田

(大会を振り返り)決勝まで1年生の2人が先鋒と次鋒で取ってきてくれて、自分らも準備はしてたんですけど、最後打たれたっていうところ、自分が打たれて終わってしまったのは、どこかで隙があったりとか、自分の勝負弱いところでもあった思います。来年は絶対に後輩たちが日本一を取り返しに来てくれると思うので、繋げていって欲しいなと思います。応援します。(代表戦について)大将戦で打たれてしまったんですけど、それはまた別で、代表戦に向けて気持ち新たにしてのぞみました。代表戦では自分も引き面や引き技を狙ってたので、ちょっと警戒しすぎたかなっていう部分はあります。でも、もう後悔の残るような試合ではなくて、自分の集大成だったかなと思います。鹿屋らしい剣道が展開できたんじゃないかなって思います。

結果

優勝 日本体育大学

二位 鹿屋体育大学

三位 中央大学

三位 園田学園大学

ベスト8

駒澤大、立教大、明治大、同志社大

【速報・2日目】2回戦〜決勝

決勝

・日本体育大学 1代表1 鹿屋体育大学

→代表戦:○松本(メ 勝ち )宮田×

準決勝

・中央大×日体大

・園田学園大×鹿屋体育大

準々決勝

・駒澤大×中央大

・立教大×日体大

・明治大×園田学園大

・鹿屋体育大×同志社大

3回戦

日体大、筑波大との大将戦に勝利しベスト8進出!

同志社大、國士舘から3-1で勝利!準々決勝で鹿体大と対戦へ

駒澤大×順天堂

中央大×関東学院大

中京大×立教大

日体大×筑波大

近畿大×明治大

園田学園×星城大

鹿屋体育大×國學院

國士舘×同志社大

2回戦!シード校が登場!!

前回王者・福岡大は中央大と対戦し、代表戦で中大・村田が福大の上段・大嶋から引きメンを決めて勝利

明治大と法政大の2回戦、本戦は5引き分けとなり代表戦となり、再び大将同士の対戦。最後は明大・上山が法大・寺坂の小手をさばいてメンにを決めて勝利した

2回戦、東海大は筑波大と対戦し1勝リードの大将戦となったが、筑波・岩原が2本勝ちし逆転勝利で3回戦進出。東海大は攻めの姿勢で試合にのぞんだ

・立命館(近畿優勝) 0代表0 駒澤大

※0-0 代表戦

・○順天堂×志學館×

・福岡大×中央大

代表戦 ×大嶋 勝ち メ 村田○

・関東学院大×福井工業大

・中京大×東洋大

・大阪体育大×立教大

・日体大×明治国際医療大

・東海大×筑波大

・環太平洋大×近畿大

・法政大×明治大

・早稲田大×園田学園大

・星城大×東北学院大

・鹿屋体育大×大正大

・松山大×國學院大

・國士舘×国際武道大

・同志社大×北海道大

【速報・1日目】 1回戦

13時45分より開会式!

第44回全日本女子学生剣道優勝大会

※前回大会は福岡大学が初優勝!

第44回全日本女子学生剣道優勝大会が2025年11月8日(土)〜9日(日)、愛知県・春日井市総合体育館にて開催される。大会へは各地方大会を勝ち抜いた56校がエントリー。試合は五人制団体戦(5分三本勝負)でおこなわれ、トーナメントを最大6回勝ち上がり優勝を目指す。

今大会も二日間に渡り開催される。1日目の11/8(土)は開会式と1回戦、9日(日)は2回戦から決勝戦まで行い優勝が決定する。LET’S KENDOでは大会両日とも速報予定。

※全日本学生剣道優勝大会(男子)は11/16(日)大阪にて開催

日程

令和7年/2025年11月8日(土)〜9日(日)

愛知県・春日井市総合体育館

・五人制団体戦(5分三本勝負)、トーナメント

・11/8(土) 開会式(13:45〜) 1回戦

・11/9(日) 2回戦(9:30〜)〜決勝

※LET’S KENDOでは速報予定です

※前回大会の結果はこちらから>>

※大会詳細は【全日本学生剣道連盟HP】に掲載されています>>

組合せ

過去大会

※2024大会(優勝・福岡大、二位・筑波大)

※2023大会(優勝・筑波大、二位・鹿体大)

※2022大会(優勝・鹿体大、二位・日体大)

※2021大会(優勝・中央大、二位・法政大)

※2019大会(優勝・立教大、二位・明治大)

※2018大会(優勝・鹿体大、二位・明治大)