【結果&速報】3/26〜28 H31全国高校剣道選抜大会

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【3/28(木) 大会最終日・男女3回戦〜決勝】

九州学院、驚異の7連覇達成!!明豊との接戦制す

女子は東奥義塾が2度目の優勝!!島原から勝利

決勝進出チーム
男子は九州学院、女子は東奥義塾が優勝を果たした。

平成31年3月26日から28日、春の、そして平成最後の高校王者を決める第28回全国高等学校剣道選抜大会が愛知県・春日井市総合体育館にて開催された。

試合はトーナメント方式、都道府県予選を勝ち抜いた男女各64校が参加した。

男子、決勝へは九州学院が幾度も代表戦を制して決勝へ進出し、近年、急速に力をつけ初の決勝進出を決めた明豊が対戦。

大会を象徴するかのような緊迫した試合展開が続き、九州学院が中堅・荒木の一勝が勝敗を決め、九州学院が前人未到の7連覇と記録を伸ばした。

試合後、九州学院・米田監督は「1試合1試合が、精一杯でした。目の前の試合をどう切り抜けていくか、それしか考えられなかったです。(代表戦・大将戦を勝ち抜いた)相馬がよかったですね。去年から苦しい、悔しい思いをしてきた事がこの大会の活躍につながったのだと思います。」と話した。そして、大将として優勝に大きく貢献した相馬は「大会前のコンディションは良くも悪くもなかったですが、この大会ではやるだけのことはしようと思っていました。(新チームで思ったような成績を残せず)大会前はチームの雰囲気も少し落ちかけていたましたが、みんなで話し合いこの大会に一丸となってのぞみ、そして、優勝できてよかったです。代表戦・大将戦においては選手、また試合にでれない部員、支えてくれる先生方や父兄の思いを背負「絶対に勝つ」と、気持ちだけ試合をしました。」と語ったくれた。この連覇は、選手の気持ちが乗り移った優勝といっても過言ではないだろう。

明豊はほ2016年の創部1年目からインターハイ、この全国選抜大会へ出場を果たす。指揮をとるのは、名将・岩本監督だ。そして、創部三年目の今期、早くも全国大会二位の実績を残し、平成最後に生まれた名門校として、全国制覇も予感させる。

女子決勝は、東奥義塾と島原が対戦。東奥義塾は初戦で守谷との接戦を制し、島原も難しい試合を勝ち抜き初優勝を目指した。

試合は引き分けが続き、副将戦で東奥義塾・森永、そして大将戦で齋藤が連勝し、2-0で島原から勝利し、東奥義塾が3年ぶり2度目の優勝を果たした。

東奥義塾・伊藤監督は「選手たちが教わった剣道をやり通してくれたことが、嬉しかったです。ただ、またこれから勝負がはじまるという思いで、気を引き締めていきます。」と話した。

大将の杉本は「仲間と先生を信じて、最後まで東奥義塾の剣道を見せたいと思いました。決勝では緊張しましたが全力を尽くすことができ、優勝することができて嬉しいです。今後の大会でも優勝できるようにしていきたいと思います。」と嬉しさを噛み締めながら話してくれた。

選抜での優勝がない島原だが、九州団体王者(個人優勝では先鋒・峯松)のその強さは間違いなく健在だった。今大会では2回戦で大社に1-0、玉島、阿蘇中央、須磨学園と強豪校との対戦に勝利し、優秀選手には大将の岩本が選ばれた。

上位戦

男子準決勝2試合は、代表戦となった。

大会二日目は3回戦から行われ、九州学院はこの日、準決勝までの3試合で代表戦となった。そして、九学大将・相馬は奮闘した。

育英が先鋒戦で、長身の大竹野が印象を残すも引き分け、そして、育英中堅・高橋が引きメンで一本勝ちし、育英リードの大将戦。九学・相馬が試合序盤に育英・阿部の面にコテを合わせて先取し、そのまま一本勝ちで代表戦へ持ち込み、再び大将同士の対戦。一進一退の末、代表戦開始から7分が経過した頃に相馬がコテに飛び込み勝負を決めた。

第1回大会優勝校の育英、平成最後に再びの優勝にも期待がかかったが惜しくも三位入賞で大会を終えたが、その試合展開、地力に関しては一目置く存在だった。

水戸葵陵と明豊の準決勝、本戦は0-0で代表戦へ。水戸葵陵は今大会全勝の副将・木村、明豊は大将・堤での代表戦、最後は堤が木村の攻め際に鋭く飛び込んだメンが一本となり、明豊が初の決勝進出を決めた。

水戸葵陵は今大会、1回戦で高知から逆転勝利し、敦賀、東洋大姫路、準々決勝で本庄第一に勝利し、三位入賞で今大会を終えた。水戸葵陵は意外にも選抜での優勝がなく、今大会でもそれを達成することはできなかったが水戸葵陵らしい力強い正統派の剣風で観衆を魅了した。

女子、東奥義塾と札幌日大が対戦。次鋒から副将戦で連勝した東奥義塾が勝負を決め3-1で決勝進出を決めた。

島原と須磨学園の一戦、結果として島原先鋒・峯松の二本勝ちが大きく、粘る須磨学園を本数差で勝利した島原が決勝進出を決めた。

準々決勝、福大大濠が九州学院と対戦。大濠大将・池田(虎)が九学・相馬からメンで一本勝ちし代表戦に持ち込んだが、代表では相馬がメンで攻め込み池田から勝利した。大濠は2回戦で長崎南山と本数差、東奥義塾に1-0と接戦を制して勝ち上がり、結果としては少し寂しいベスト8となったが、池田、濱地などその強さはアピールできただろう。

育英は小牛田農林と対戦し、先鋒・大竹野、副将・藤岡の勝利で2-0でベスト4進出を決めた。敗れた小牛田農林だが、1回戦・酒田光陵、2回戦・明桜と東北対決が続くも僅差で勝利。そして3回戦で、前回大会三位の敬徳と対戦し、代表戦で小牛田・庄子が敬徳・小川から勝利した。庄子は準々決勝以外の3試合で勝利し独特の間合い感覚に、対戦相手は翻弄された。優秀選手からもれてしまったのは悔しいところ。

九州学院の連覇が始まる前、最後に優勝したのが本庄第一。今大会、準々決勝では水戸葵陵との関東対決に0-2で敗れ姿を消したが、これまでの道のりは胸を張れるもの。1回戦では広島皆実と代表戦、そして、2回戦では佐野日大、3回戦では九州王者・福岡第一と優勝候補から勝利を重ね準々決勝まで勝ち進んだ。ポイントゲッターの先鋒・鈴木、副将で優勝選手に選ばれた堀尾、大将・槻館など高レベルのバランスの良いチームだった。

準々決勝では明豊の前に0-4で敗れはしたが秋田商業は健闘を見せた。1回戦では代表戦で高千穂に勝利し、2回戦の阿南工業、3回戦の帝京第五とも1-0で競り勝った。

女子のベスト8に九州3校、東北・北海道2校、関西・須磨学園、静岡の吉原と磐田西が進出した。

樟南は東奥義塾に逆転負け、阿蘇中央と島原の九州対決は島原が前3人で勝利し3-0で準決勝進出を決めた。札幌日大が吉原を、須磨学園が磐田西から勝利し、静岡勢はここで姿を消したが健闘を見せた。

関東勢、女子はベスト8に進出することができず厳しい結果となった。

地元愛知県勢は、男子3校が1回戦、女子2校も桜丘が2回戦と勢いに乗る前に大会を後にした。

今大会、1回戦は全32試合、男子においては前回大会を上回る10試合が代表戦、1勝差または本数差の試合は11試合にも及んだ。どのチームも1試合目という緊張感もあるかもしれないが、各チームの実力は拮抗してきている印象を強く受けた。また、判定基準においても流れの中の打突や軽い打突には審判の旗が上がりにくく、機会をとらえた気・剣・体の一致がより見られていたように感じた。平成が終わろうとしており、高校剣道も令和の始まりとともに進化していくのではないだろうか。

※大会2日目・男女1〜2回戦はこちらから>>
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結果

九州学院

優勝 東奥義塾

表彰式

男子

九州学院

優勝 九州学院

二位 明豊

三位 育英、水戸葵陵

ベスト8

福大大濠、小牛田農林、本庄第一、秋田商業

男子ベスト16

※大会公式・スコア速報HP

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女子

東奥義塾

優勝 東奥義塾

二位 島原 

三位 札幌日大、須磨学園

ベスト8

樟南、吉原、阿蘇中央、磐田西

女子ベスト16

※大会公式・スコア速報HP

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優秀選手

優秀選手

※大会公式・スコア速報HP

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決勝

男子:○九州学院(1-0)明豊×

中堅戦

決勝スコア

※試合動画

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女子:○東奥義塾(2-0)島原×

大将戦

女子決勝スコア

※試合動画

準決勝

男子1:○九州学院(1 代表 1)育英×

※代表戦、九学・相馬が育英・安倍からコテを決めて勝利

代表戦

準決勝1スコア

男子2:×水戸葵陵(0 代表 0)明豊○

※代表戦、明豊・堤が水戸葵陵・木村からメンを決めて勝利

代表戦

準決勝2スコア

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女子1:○東奥義塾(3-1)札幌日大×

女子準決勝

 

女子準決勝1スコア

※試合動画

女子2:○島原(1/3本 勝ち 1/2本)須磨学園×

女子準決勝

 

女子準決勝スコア

※試合動画

男子準々決勝

1:○九州学院(1 代表 1)福大大濠×

※代表戦、九学・相馬が福大大濠・池田(虎)からメンをきめて勝利

九州学院

男子準々決勝1スコア

2:×小牛田農林(0-2)育英○

男子準々決勝2スコア

3:○水戸葵陵(2-0)本庄第一×

男子準々決勝3

4:○明豊(4-0)秋田商業×

男子準々決勝4スコア

※大会公式・スコア速報HP

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女子準々決勝

1:×樟南(1-2)東奥義塾○

女子準々決勝1スコア

2:×吉原(0-4)札幌日大○

女子準々決勝2スコア

3:×阿蘇中央(0-3)島原○

女子準々決勝3スコア

4:×磐田西(0-2)須磨学園○

須磨学園

女子準々決勝4スコア

 

※大会公式・スコア速報HP

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動画一覧

※LET’S KENDO YouTube 再生リストへリンク>>

動画一覧

3回戦・速報

男子三回戦、秋田商業が先鋒戦に勝利、その後、帝京第五も攻め続けたが返す事ができず1-0で秋田商が準々決勝で明豊と対戦へ。

男子三回戦、前回大会三位に敬徳は名門・小牛田農林と対戦し0-0の代表戦へ。小牛田大将・庄子が独特の相手を寄せ付けぬ間合いからメンを決めてベスト8進出を決めた。

男子三回戦、福大大濠は東奥義塾に1-0で勝利。準々決勝で九州学院と対戦へ。

好調の本庄第一、九州王者の福岡第一との1-0の接戦を制した。ベスト8で水戸葵陵との関東対決

男子3回戦、九州学院は日本航空と対戦し本戦を0-0、代表戦で九学・相馬が航空・櫻井から小手を決めて勝利。

水戸葵陵は東洋大姫路から2-0で勝利。

女子、樟南が筑紫台から1-0の接戦制す。阿蘇は小山から勝利でベスト8へ。

3回戦

大会史上屈指、接戦が続いた序盤戦!平成最後の高校王者がついに決まる!!

大会最終日

平成31年・2019年3月27日(水)~3月28日(木)

愛知県・春日井市総合体育館

※大会公式・スコア速報HP

※3/26 開会式(午後)  ・3/27 男女1〜2回戦はこちらから>>

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生配信

番組A(男子・第1会場)※YouTube

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番組C(男子・第2会場)※YouTube

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番組D(女子・第3会場)※YouTube

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番組B(女子・第4会場)※FRESH!LIVE

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リアルタイム速報

※ベスト16(3回戦)組合せ

男子ベスト16女子ベスト16

※大会公式・スコア速報HP
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※大会開会式・1〜2回戦、出場校一覧などはこちらから>>