【速報&生配信】12/20 東京都剣道選手権大会 全日本予選(男女)

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男子優勝は大ベテランの山本有樹(NTT)、女子は大学2年の諸岡温子(中央大)がそれぞれ初優勝を果たし、全日本選手権へ挑む!!

令和2年/2020年12月20日(日)、第59回東京都剣道選手権大会、第39回東京都女子剣道大会が東京都足立区・東京武道館にて開催された。

新型コロナ感染症拡大の影響で両大会とも延期されていたが、2021/3/14に全日本剣道選手権・男女同時開催が発表され、その予選としての意味合いもある今大会。男女とも上位4選手が全日本選手権へ出場する。

今大会へは、男女とも毎大会上位を独占したといっても過言ではない警察勢が出場を見送り、上位進出選手、また選手権出場権の行くへが誰の手に渡るのか注目が集まった。

女子、学生勢が上位へ

午前中に開催された女子選手権には、52選手がエントリー。

勢いを見せたのは中央大2年の諸岡。1回戦では中村学園高校の先輩でもある合瀬に勝利し勝ち進み、準々決勝では畝本(法務)から勝利し準決勝進出を決め、全日本出場権を得る。準決勝では同じく学生の松下と対戦し先取されるも逆転勝利で決勝へ進み、本川(足立区)と対戦が決まった。本川は、飯田愛梨と言えば分かる人も多いだろう。高校、大学、実業団と常に活躍する強豪選手。

女子決勝、本川の動き、洞察力に諸岡はやや慎重な動きとなったが、両選手とも攻める時は攻めるメリハリのある展開。本戦で決着がつかず延長戦となり、勝負が決まった一本は、逆胴を狙った本川の打ち終わりに諸岡が素早く、思い切り良くメンを決めて優勝を果たした。

諸岡は試合後に「優勝でき、また、女子選手権への出場権を得ることができて嬉しいです。試合前から選手権出場することだけを考えていました。大会前は自主稽古が中心でしたが、本日は調子が良かったです。準決勝では先取されて気持ちが切れかけましたが、取り返すことができてよかったです。決勝も、攻める気持ちを忘れずに試合できました。」と話した。

女子のベスト4には、諸岡(中大)、本川(足立)、桜井(明大)、松下(早大)の4選手が全日本女子選手権への出場権を得た。

男子、強豪選手の勝ち上がりは!?

午後から始まった男子選手権には、152選手がエントリーした。

優勝候補の一人、全日本選手権三位、学生王者など数々のタイトルを手にした梅ヶ谷翔(港区・富士ゼロックス)は準々決勝まで駒を進めたが、大柄な村冨(西東京)が延長でメンを決めて村冨が準決勝へ進出した。また、強豪実業団・富士ゼロックス勢としては上原、岩川など主力選手も出場したが、上位進出することができなかった。

世界大会日本代表にも選ばれた村瀬諒(杉並・日体大桜華教員)は、4回戦で鈴木純之介(西東京)に敗れた。強豪選手ひしめくの山を制したのは、高輪高校でインターハイ 団体・個人で優勝し、進学した国士舘大学でも大将をつとめた石田雄二(千代田区・大塚家具)が勝ち抜け選手権出場権を獲得するも、準決勝で実業団・NTTで活躍する山本有樹(学連剣)に逆転負けで三位となった。

過去にも全日本選手権へ出場している山本は、経験を積んだ選手らしく例え一本を取られても冷静に試合展開を見極め、良い機会に思い切ったメンを見せて勝ち上がり、決勝では若手実業団選手の中嶋優樹(千代田)と対戦となった。

中嶋は東京の名門・東松舘で道場日本一を経験し、國學院久我山高校、早稲田大学と進学し現在、社会人1年目。スピードに頼ることなく、落ち着いた試合展開で出ばな技、そして、気持ちの強さもある面や突きなどで試合を組み立てる。

決勝戦、山本、中嶋とも真っ直ぐな構えから攻防が行われ見応えのある試合となる。試合終盤に差し掛かった頃、中嶋の動き出しを山本がコテを決め、一本勝ちで優勝を決めた。

※山本選手のコメントは準備中

今大会、つばぜり合いでの発声、攻防をなくし、引き技は流れの中、体当たり+引き技、打突の打ち終わり狙う、などコロナ感染対策として選手同士の接触を極力控える試合展開で行なわれた。今後の各種大会でも、選手権大会でもおそらくこのような対策が行なわれることが予想され、選手も慣れる必要があるのではないかと思う。

3月の全日本選手権は出場選手だけではない、みどころの多い大会になりそうだ。

「東京都剣道連盟大会実施にあたっての感染拡大予防ガイドライン」

※大会の詳細は【東京都剣道連盟HP】に掲載されています。

動画一覧

動画一覧
動画一覧は YouTube LET’S KENDOチャンネルにあります。

結果

男子

優勝 山本有樹(学連剣・NTT)

二位 中嶋優樹(千代田・三菱商事)

三位 村冨聖気(西東京・国士舘大学職員)

三位 石田雄二(千代田・大塚家具)

男子表彰

女子

優勝 諸岡温子(中央大2年)
二位 本川愛梨(足立区)
三位 桜井陽奈子(明治大・2年)
三位 松下夏生(早稲田大・2年)

女子表彰

※大会の詳細は【東京都剣道連盟HP】に掲載されています。

リアルタイム速報

決勝

×中嶋(千代田)( 一本勝ち コ)山本(学連剣)○

男子決勝
山本は落ち着いて試合展開でペースを握る。中嶋も思い切った技で攻めるが山本を捕らえられず、逆に山本が出ばなコテを決めて一本勝ちとなった。

準決勝

・×村冨(西東京)(メ 延長 ドド)中嶋(千代田区)○

準決勝1
中嶋が胴を決めて先取。村冨のタイミングを外しつつ試合展開する。しかし村冨もメンを決めて追いつき延長へ。中嶋は勝負の一本も冷静に胴を決めて決勝進出を決めた

・○山本(学連剣)(メメ 延長 メ)石田(千代田)×

石田が試合序盤に豪快にメンを決めて先取。山本は戦況を見極めつつ、思い切ったメンを二本決めて逆転勝利で決勝へ駒を進めた。

準々決勝

※勝者が全日本出場権獲得

×梅ヶ谷(港区)( 延長 メ)村冨(西東京)○

×高木(法務)( 勝ち メメ)中嶋(千代田)○

○山本(学連剣)(メ 延長 )設楽(学生クラブ・法政大)

×伊藤(千代田区)( 勝ち コメ)石田(千代田)○

2、3回戦が進行中!

男子、12時半より開会式。152選手がエントリー。

女子、諸岡(中大・2年)が本川(足立)からメンを決めて優勝。

女子決勝

×本川・足立( 延長 メ) 諸岡・中大○

諸岡「優勝でき、また、女子選手権への出場権を得ることができて嬉しいです。試合前から選手権出場することだけを考えていました。大会前は自主稽古が中心でしたが、本日は調子が良かったです。準決勝では先取されて気持ちが切れかけましたが、取り返すことができてよかったです。決勝も、攻める気持ちを忘れずに試合できました。」

試合巧者の本川、強い攻めが持ち味の諸岡。両選手とも攻め合い一進一体のまま延長戦へ。本川が攻めて逆胴を狙うも打ち終わりの一瞬を見逃さず諸岡がメンを決めて優勝を果たした。

女子準決勝

・×桜井・明大( 一本勝ち メ) 本川・足立○

準決勝1
じっくりと攻め合う試合展開は延長戦に。試合開始から10分以上たち、桜井が小手を狙ったところへ本川が飛び込んだメンが一本となった。

・○諸岡・中大(メメ 延長 メ)松下・早大×

松下がメンで先取したが、二本目の立ち合いで伸びのあるメンですぐに取り返した諸岡。面を中心に組み立てた諸岡は延長戦でも、思い切りのいいメンを決めて逆転勝利で決勝進出を決めた。

※全日本選手権へは学生3名と、実力選手の本川が決める

女子、準々決勝

・○桜井・明大 (メ 延長 )小川・西東京×

・×三好・港( 延長 )本川・足立○

・○諸岡・中大(メ 一本勝ち ) 畝本・法務

・○松下・早大 (メメ 勝ち )菅原・千代田×

女子1回戦が進行中!強豪選手も多数出場!女子は52選手がエントリー。

10時より女子大会が開始!!

組合せ

※大会当日より。(女子大会10時〜、終了後、男子大会)

延期されていた東京都剣道選手権大会がいよいよ開催!

生配信