【速報】7/10 全日本都道府県対抗女子剣道優勝大会

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熊本が初優勝!決勝、岡山との代表戦戦を制す。

第13回全日本都道府県対抗女子剣道優勝大会

令和3年/2021年7月10日土曜日、第13回全日本都道府県対抗女子剣道優勝大会が奈良県橿原市・ジェイテクトアリーナ奈良で開催された。

試合は5人制団体戦・トーナメント方式、5分三本勝負で行われ、チームは先鋒・高校生、次鋒・大学生、中堅・18歳以上~35歳未満(高校生・大学生のぞく)、副将・35歳以上~45歳未満、大将・45歳以上のポジション制限あり、都道府県の各チームとも有望選手を集めて編成された。

ベスト8(4回戦)には、大きく区切って東日本地域からは青森のみ、西日本地域は岐阜、奈良、熊本、鹿児島、福岡、岡山、長崎が準々決勝へコマを進めた。

開催地の奈良、ここまで岩手、沖縄、三重と接戦を制して勝ち上がったが、準々決勝で長崎に敗れ姿を消した。

岐阜は福岡から逆転、代表戦勝利で準決勝進出を決めた。

準決勝、熊本は岐阜から4-1で勝利し決勝進出を決めた。

2連覇を目指した岡山は初戦からチーム力を見せ、山梨、福井、佐賀、準々決勝の青森戦は2-1と逆転勝利で準決勝に勝ち進み、長崎との対戦では一進一体の代表戦(※代表戦は大将同士の対戦)を岡山・稲垣がドウを決めてチームを勝利に導き決勝進出を果たした。

決勝戦、初優勝をかけた熊本と、2連覇を狙う岡山の対戦は先鋒、次鋒を引き分け、中堅戦で熊本・桑野の強い攻めで岡山の上段・五十嵐の構えが下がったところを見逃さずにコテを決めて一本勝ち。副将戦は注目の強豪対戦、この日全勝の岡山・小津野と熊本・緒方。緒方が攻めの姿勢を崩さなかったが、小津野は緒方の手元の上がり際にコテをきめて一本勝ちし、同点に持ち込む。

大将戦、岡山・稲垣が熊本・海津の小手にメンを合わせ先取したが、その後、稲垣が試合進行上、反則2回を判定され海津に一本が与えられ、この試合は引き分けになった。この反則2回に関しては、優勝に関わる大きな一本であった。(※1:下記参照)

代表戦は規程により再び大将同士の対戦。稲垣は良いタイミングで小手を放つなど惜しい打突を見せた。しかし、最後はその小手の打ち終わりを見逃さずに海津がメンを決めて勝負あり、熊本が初優勝を果たした。

試合後、熊本大将の海津は「優勝できて嬉しいです。多くの試合で、リードした展開で大将戦をさせてくれたチームメイトに感謝しています。チームとしては1試合1試合みんな同じ気持ちで試合ができたのが良かったと思います。決勝戦はチームのために必死で試合しました。体力的にはきつい、大変でした(笑) 次鋒の姪には、とにかく思い切ってやるようにアドバイスし、また、2回戦の茨城戦では姪同士の対戦では姉に負けてしまって悔しそうでしたね(笑)」と笑顔でインタビューに答えてくれた。

※1:LET’S KENDOの見解・検証としては試合を見直してみると、稲垣選手が一本リードしていたため試合展開からみて「時間空費」の反則と、「つばぜり合いからの別れ方」についての反則ではないかと思う。試合後に聞き取り取材することができなかったので断定することはできないが、このコロナ禍での暫定試合ルールは、選手、関係者にはいま一度確認、注意する必要がありそうだ。

※全剣連YouTube「新型コロナウイルス感染症が収束するまでの暫定的な試合審判法」をご確認ください。

結果

優勝 熊本(初優勝)

二位 岡山

三位 岐阜、長崎

優秀選手

下川・鹿児島、松永・福岡、小松・青森、相原・奈良、大嶋・愛知、斉藤・三重、加藤・広島

※詳細な速報は全剣連HPに掲載されています。

決勝

・○熊本(1 代表 1)岡山×

代表戦、熊本・海津が岡山・稲垣からメンを決めて熊本の優勝を決めた。稲垣も良い機会を捉えたが、一本にならなかった。

準決勝

・○熊本(4-1)岐阜×

熊本先鋒・松本が2本勝ちでチームに勢いをつけ、岐阜から4-1で勝利

・○岡山(2 代表戦 2)長崎×

先鋒では長崎が先取して始まり取りつ取られつの大接戦の末、長崎が大将戦に勝利し大将同士で対戦する代表戦につないだが、今度は岡山・稲垣がドウをきめて勝利し、岡山の決勝進出を決めた。

準々決勝

・○熊本(2-1)鹿児島×

・×福岡(2 代表 2)岐阜○

・×青森(1-2)岡山○

・×奈良(1-4)長崎○

3回戦

国体を控える三重と地元・奈良の対戦は2-2、本数差で奈良が準々決勝進出を決めた。

青森と徳島は、青森次鋒・齋藤、中堅・小松の勝利で2-0で勝利。

福岡が北海道から2-1で勝利し準々決勝進出を決めた。熊本と茨城は1-1、本数差1本で熊本がベスト8へ。

・×茨城(1/1本 1/2本)熊本○

・×愛知(2-1)鹿児島○

・×北海道(1-2)福岡○

・×宮崎(1-3)岐阜○

・○青森(2-0)徳島×

・×佐賀(1-4)岡山○

・×三重(2/3本 2/4本)奈良○

・×広島(1/1本 1/2本)長崎○

2回戦、長崎と東京は0-0となり、代表戦は基本的に大将同士との対戦となる。長崎・福田がメンを決めて3回戦進出を決めた。

2回戦、熊本が京都から4-0で勝利。茨城、北海道、三重、奈良、福岡、愛知、宮﨑、徳島、奈良が3回戦進出。

1回戦、前回王者の岡山は山梨から勝利。岐阜は新潟から4-1で勝利。

1回戦、東京が4-0で秋田から勝利。鹿児島が和歌山から3-1で勝利し2回戦へ。

1回戦、徳島が代表戦で栃木から勝利。宮崎は本数差で兵庫を下す。

1回戦、地元・奈良が2-0で岩手から勝利。愛知、千葉も2回戦へ進出

1回戦、青森が4-1で長野に勝利。三重、富山、京都が2回戦進出。

開会式!試合は9時40分ころより。

日本剣道形 打太刀 北村照美(奈良) 仕太刀 伊東たみ代(奈良)

開会式は9時20分より!ただいまアップ中です!

ライブ配信

※YouTube全剣連チャンネルにて配信中!

チャンネル1

チャンネル2

第13回全日本都道府県対抗女子剣道優勝大会

前回、第11回大会優勝の岡山

・令和3年/2021年7月10日(土)

・奈良県橿原市・ジェイテクトアリーナ奈良

・5人制団体戦

※大会詳細・組合せ・出場選手一覧・速報などは【全日本剣道連盟HP】に掲載されています。

組合せ

組合せ・全剣連HPより

※大会詳細・組合せ・速報などは【全日本剣道連盟HP】に掲載されています。