【生配信・結果】12/3 関東女子学生剣道新人戦

國學院が早大との代表戦を制し、初優勝!

優勝 國學院

生配信アーカイブ動画

※開会式から閉会式まで約7時間!

[gads]

結果

ベスト16

優勝 國學院大学(初優勝)

二位 早稲田大学

三位 明治大学

三位 筑波大学

・ベスト8

大東文化大学、清和大学、明星大学、立教大学

レビュー

序盤戦、強豪校が次々に姿を消す。

平成28年12月3日(土)、第17回関東女子学生剣道新人戦大会が東京都足立区・東京武道館にて開催された。

大会へは72チームがエントリーし、試合は5人制団体戦4分3本勝負、1、2年生によってチーム編成された。

前回大会優勝の日本体育大学は大将に女子学生選手王者の小川(筑紫台)を据えた。初戦となった2回戦では日本女子体育大学と対戦し1-0と苦戦しながらも勝利。4回戦では大東文化大学との対戦をむかえ、日体大先鋒・三松(札幌日大)が二本勝ちするも次鋒戦では大東大・宮崎(埼玉栄)が一本勝ち、そして副将で日体大は齋藤(阿蘇中央)が試合開始早々にコテで先制するも、大東大・赤間(小牛田農林)が鋭く攻めてメンを決め、さらに齋藤の面に合わせてドウを奪い、赤間が逆転の2本勝ちで大東大リードで大将戦へ。勝利が必要な日体大・小川は鋭い片手面も見せたがやや攻め急ぎ、大東大・小澤(佐野日大)も間合いを詰めながら突破口を探す。両者とも有効打は奪えず引分けとなり大東大2-1で準々決勝進出を決め、ベスト8で明治大学との対戦となった。

明治大は序盤戦を勝ち上がり、4回戦での流通経済大学戦では明治先鋒・藤崎(島原)の二本勝ちが結果としてチームの唯一の勝利となり、流経大は副将・杉浦(筑紫台)が一本勝ち、明治大が本数差で準々決勝へ進出した。流経大は3回戦の國士舘大学戦も副将・杉浦の勝利で1-0で下しており、ベスト8進出できなかったのは悔しい結果となった。

準々決勝の大東大と明治の対戦は、先鋒戦で明治・藤崎が試合終盤に近めの間合いから鋭くメンを決め一本勝ち。さらに副将戦で明治・春名(守谷)が諸手ツキ、そして小手返しメンを決めて2本勝ちし、明治が2-0で勝利し3年ぶりのベスト4進出を果たす。

清和大学は幸先良く初戦を突破し序盤を勝ち上がり、上位進出をかけた4回戦では強豪・東海大学との対戦では本戦を1-1、代表戦となり清和大・河野(筑紫台)が東海大・市川(高知)からコテを決めて勝利し準々決勝で早稲田大学と対戦が決まった。早稲田は4回戦で東京女子体育大学と試合し、2-1の接戦を制してベスト8進出を決めた。

早稲田と清和大の準々決勝は、先鋒で早大・沖田(日吉ヶ丘)が清和大・松下(和歌山工)との打ち合いの中からメン、そして試合終盤にも沖田がメンに飛び込み2本勝ち。中堅戦で早大・山下(左沢)が相手の手元が浮いたところへコテを決めて一本勝ち、副将戦を引分けたことにより早大がチームの勝利を決め、結果2-1でベスト4進出。これにより、準決勝は明治大と早稲田に決まった。

もう一方のトーナメント山では、國學院大学が奮闘。3回戦で城西国際大学と対戦し、次鋒戦で城西国際・内藤(八女)が一本勝ちし、その後は引き分けが続き城西リードでの大将戦となる。ここで國學院・長谷川(桐蔭学園)がメンを2本決めて勝利し、國學院が本数差1本で逆転勝利した。國學院は4回戦で東京農業大学との対戦では先鋒から副将まで引分け、再び大将戦へ。東農大・新井(東農大二)が試合序盤に出ばなコテを先取。しかし、國學院・長谷川は粘りをみせ試合終盤にメンを決めてこの試合を引分けに持ち込み、代表戦では再び大将同士の対戦。東農大・新井の鋭い面に審判一人が旗を上げるシーンもあったが、最後は國學院・長谷川が素早く間合いを詰めて放ったメンが一本となり準々決勝進出を決めた。國學院の準々決勝の相手は明星大学。9月の関東女子優勝大会でもベスト8進出を決めており、活躍が目立っている。今大会でも4回戦で国際武道大学と対戦し、先鋒・黒木(橘)の一本勝ちを守り、1-0で勝利し準々決勝進出を決めた。

國學院と明星大の準々決勝、先鋒戦で國學院・杉本(島原)は1本目を相メン、2本目は明星大・黒木が胴を狙ったところへ杉本がコテを放ち二本勝ち、中堅戦では上段対決となり國學院・有働(希望ヶ丘)が明星大・菅田(安房)の片手面をかわして諸手メンを打ち返し1本勝ちし、2-1で國學院が準決勝進出を決めた。

前回大会二位の法政大学は、強豪選手を揃えつつも3回戦で姿を消した。対戦相手はここ数年、成績を上げている青山学院大学だった。先鋒戦で青学大・渡邊(習志野)が法政・後藤(守谷)からメンを決め、さらに渡邊は飛び込みドウで早々に二本勝ちするも、中堅戦では法政・佐藤(麗澤瑞浪)が二本勝ちでスコアを1-1戻し大将戦へ。青学大・小潟(篠崎)が試合序盤に法政・田中(桐蔭学園)からコテを決める。田中は厳しく攻めるも、小潟はしっかり構えて見極め有効打を許さず一本勝ち。青学大が2-1で法政大が勝利。青学大は続く4回戦では優勝候補・筑波大学と対戦し、青学大はこの試合でも脅威の粘りを見せる。スター選手揃いの筑波大相手に先鋒から中堅まで引分け、副将戦では中村学園女子同期対決、筑波大・佐々木と青学大・須藤の対戦は、佐々木が引きメンを決めて一本勝ちし、この一勝により筑波大が準々決勝を決めた。青学大は今大会での活躍を継続できれば、今後も台風の目となるだろう。

筑波大の準々決勝の相手は立教大学。立教は3回戦の駒澤戦を2-0、4回戦の日大戦を2-1と接戦を制しベスト8進出を決めたが、準々決勝では筑波大が先鋒・藤本(守谷)、次鋒・合瀬(中村女子)、副将・佐々木の勝利で3-0で筑波大が勝利した。立教大も強豪校出身選手を多く揃えていたが、筑波の牙城を崩す事はできなかった。

準決勝、2試合とも大将戦の大接戦。早大、國學院が決勝進出を決める。

準決勝は明治大と早稲田、國學院と筑波大の2試合がおこなわれた。

明治と早大は一進一退、先鋒から副将まで引分けが続き、大将戦へ。明治は全日本女子学生優勝大会優勝メンバーの中原(八代白百合)と、早大は守谷高出身の1年生・太田。試合は中原から攻める展開となるが太田は冷静に見極める。試合中盤の立合いで、中原が中途半端に小手を放ち、そこを見逃さず太田がメンに飛び込み先取する。その後も中原は、足を止めずに攻め続けるが一本は奪えず太田の一本勝ちで早大が1-0で決勝進出を決めた。

國學院対筑波大は、先鋒の試合中盤に國學院・杉本が深く攻めメンを決め筑波・藤本から一本勝ち。次鋒、中堅は引分け、副将では筑波・佐々木が鮮やかな面返しメンを決め、試合終盤にも同じ技で2本目も奪い佐々木が勝利し筑波が本数リードで大将戦となる。大将戦、國學院・長谷川、そして筑波大は進藤(島原)。両選手とも縁を切らず常に攻め合い、近い間合いでの攻防が続く。そして試合終盤にさしかかったころ、近間から進藤が小手を狙うも、長谷川がメンを合わせて先取。進藤は諸手突きなど果敢に攻めるも一本を返せず、この試合を長谷川が一本勝ちで終え、國學院が2-1で決勝進出を決める。

決勝戦、打ち合い奪い合う。代表戦を制した國學院が初優勝。

決勝戦、会場中央に特設会場が設置されおこなわれた。

2度目の優勝を目指す早稲田、初の決勝進出を果たした國學院。

この一戦、決勝戦にふさわしい試合となり、劇的な結果となった。

先鋒戦では國學院・杉本が早大・沖田へまっすぐに伸びる鋭いメンを決めて一本勝ちしたが、次鋒戦では早大・品川(広)が近間から素早いメンを國學院・酒井から決めて一本勝ち、さらに中堅戦でも早大・山下は上段の國學院・有働の諸手小手の打ち終わりを逃さず引きメンを決めて一本勝ちで次鋒、中堅戦を連勝し、早大リードで後半戦へ。副将戦、今度は國學院・眞鍋(三養基)が早大・太田から小手からメンの連続技を決めて一本勝ちし、両チームとも2勝ずつ同本数での大将戦となった。

早大・小西(大分鶴崎)は國學院・長谷川から試合終盤にメンを奪う。万事休すと思われた長谷川だったが得意の近間へ入り攻め続け、長谷川の攻めに体勢を崩した小西へ長谷川がメン放ち取り返す。勝負の立合いが始まると同時に試合終了のブザーがなり長谷川は紙一重で引分け持ち込んだ。この展開に場内も騒然となる。

代表戦は再び大将同士、早大・小西と國學院・長谷川の対戦。試合開始から両選手とも手数は少ない試合展開だが、間合いを切らさず緊迫した状況。試合開始から4分が経とうとしたころ、引き技を狙った小西がやや不要に下がったところへ長谷川が飛び込んだメンが一本となり、國學院が初優勝を決めた。今大会、長谷川はチームが不利な状況から救い、先取され厳しいの場面もあったがしっかりと結果を残し初優勝に大きく貢献した。最優秀選手があったらな間違いなく長谷川だっただろう。國學院の今後の活躍にも期待したい。また、ベスト8では大東大や明星大など実力を発揮すると強豪・名門校をも破るチームも増えてきており女子学生剣道は今後、さらに混戦となる予感もあり女子剣道も注目していきたい。

[gads]

試合ハイライト

72チームが参加しおこなわれた。
序盤戦 國士舘2回戦、國士舘大将・井手が2本勝ちで本数差1本の逆転勝利。
3回戦 青学大3回戦、青学大が法政大を大将戦で破り2-1勝利。4回戦では筑波大と対戦し粘りをみせたが0-1で敗れた。
3回戦 流経大3回戦、國士舘は厳しい対戦が続き、流経大が副将・杉浦の勝利で1-0で國士舘から勝利した。
3回戦 國學院3回戦、國學院大将・長谷川の二本勝ちで城西国際から逆転勝利。さらに國學院は、4回戦の東農大戦も代表戦となり長谷川が勝利しベスト8進出。
4回戦 国武大4回戦、国武大は明星大リードでの大将戦で勝利できず敗退。明星大がベスト8進出を果たす。
4回戦 清和大4回戦、清和大と東海大は代表戦へ。清和大・河野が勝利し準々決勝進出。
4回戦 早稲田4回戦、早稲田が東女体を2-1で下しベスト8進出。
4回戦 大東大4回戦、前回王者の日体大は大東大・福間の勝利で2-1で敗れた。
準々決勝1 大東大×明治大準々決勝1、明治大は藤崎、春名の勝利で大東大を下し、準決勝進出を決めた。
準々決勝2 早大×清和大準々決勝2、早稲田と清和の一戦は、早大先鋒・沖田、中堅・山下が勝利し2-1でベスト4進出。
準々決勝3 國學院×明星大準々決勝3、國學院が明星大を2-1で下す。勢いのあった明星大だったが、一歩及ばす。
準々決勝4、立教大×筑波大準々決勝4、筑波大が立教大を寄せ付けず、3-0で勝利した。
準決勝1 明治大×早稲田準決勝1、明治大と早稲田は先鋒から副将まで引分け、大将戦で早大・太田が勝利し決勝進出。
準決勝2 國學院×筑波大準決勝2、國學院は筑波大と対戦し、先鋒・杉本、そして大将戦・長谷川が勝利し初の決勝進出を決めた。
決勝 早稲田×國學院決勝戦、大将戦で早稲田大将・小西がメンで先制し優勝をつかみかけたが、國學院・長谷川が試合終了間際に取り返し引き分けとなり、代表戦へ。
決勝 代表戦決勝戦は代表戦となり、國學院・長谷川が早大・小西からメンを決めて優勝を決めた。

[gads]

決勝

決勝戦

決勝スコア
※代表戦 ×小西( 勝ち メ)長谷川○

×早稲田(2 代表 2)國學院○

※一進一退の展開。大将戦で國學院・長谷川は先取されるもメンを取り返す。勝負の立合いが始まると同時に試合終了となり、代表戦へ。

代表戦では再び大将同士の対戦、早大・小西の厳しい攻めも目立ったが最後は長谷川がメンを決めて優勝を果たした。

動画

決勝戦 1/2先鋒・次鋒・中堅 決勝2/2 副将・大将・代表

[gads]

準決勝

1:明治大学×早稲田大学

×明治大(0-1)早稲田○

先鋒 △藤崎( 引分け )沖田△

次鋒 △浅井( 引分け )品川△

中堅 △柳本( 引分け )山下△

副将 △春名( 引分け )小西△

大将 ×中原( 一本勝ち メ)太田○

2:○國學院大学×筑波大学(2-1)筑波×

準決勝2 國學院×筑波

準々決勝

1:大東文化大学×明治大学

×大東大(0-2)明治大○

先鋒 ×宮崎( 一本勝ち メ)藤崎○

次鋒 △佐藤( 引分け )浅井△

中堅 △増田(ド 引分け コ)柳本△

副将 ×赤間( 勝ち メツ)春名○

大将 △小澤( 引分け )中原△

2:早稲田大学×清和大学

準々決勝 早稲田×清和大

3:國學院大学×明星大学

○國學院(2-1)明星大×

先鋒 ○杉本(メコ 勝ち )黒木×

次鋒 △酒井( 引分け )永井△

中堅 ○有働(メ 一本勝ち )菅田×

副将 △眞鍋( 引分け )吉田△

大将 ×長谷川( 一本勝ち コ)藤田○

4:立教大学×筑波大学

×立教大(0-3)筑波大○

先鋒 ×鈴木( 一本勝ち メ)藤本○

次鋒 ×中西( 勝ち メメ)合瀬○

中堅 △黒木( 引分け )竹中△

副将 ×松原( 一本勝ち コ)佐々木○

大将 △榎本( 引分け )進藤△

序盤戦(リアルタイム速報)

4回戦、大東文化が日体大から2−1で勝利しベスト8進出。準々決勝で明治大と対戦。筑波大は青学大に1−0の接戦を制す。

大東大

3回戦、青学大が金星!法政大を大将戦で破り、2−1で勝利。4回戦では筑波大と対戦へ。

青学大

4回戦、早稲田が東京女子体育大から勝利し、準々決勝へ一番乗り。ベスト8をかけて清和大対東海大、國學院対東農大、立教対日大が対戦中。

早稲田

國士舘、三回戦で姿を消す!流経大副将・杉浦の一勝で國士舘から1−0で勝利。

3回戦 流大

3回戦、城西国際大、踏ん張れず。國學院大将・長谷川が二本勝ちで逆転勝利。

3回戦

2回戦、駒澤大、慶応大から1−0で勝利。筑波大、国武大、早大など強豪校が3回戦へ進出を決めている。

2回戦

2回戦、國士舘大将・井手の二本勝ちで、順天堂から本数差1本の逆転勝利。

2回戦 國士舘

 

2回戦突入。日体大は日女体を相手に1-0で勝利。

2回戦 日体大

○1回戦は6試合のみ。順天堂、城西国際などが2回戦へ。

1回戦

開会式。選手宣誓は日体大・小川。

開会式

 

※序盤戦から注目試合を速報します!

みどころ・トーナメント

josi
大会へは72チームが参加。(トーナメントは関東学剣連HPより)


平成28年12月3日(土)、関東学生剣道新人戦大会が東京都足立区・東京武道館にて開催される。

大会へは72チームが参加し、5人制団体戦、選手は1、2年生限定で編成される。

強豪校は関東・全日本学生優勝大会で早くから1、2年生を起用しているチームが多く、そのなかで國士舘は井手、土井など2年生選手が充実している。初戦となる2回戦では順天堂大の対戦が見込まれ、全く油断できない相手となる。

先月の全日本学生で優勝した明治は、中原、藤崎と優勝メンバー主力になるだろう。序盤戦で勢いを付けられれば上位進出も可能だろう。

全日本学生二位の日体大は3、4年生中心だったが、全日本学生選手権王者・小川は2年生、どのようなチームになるのか注目。超強豪校は近くにいないので、順当に勝ち上がれればベスト8が見える。

筑波大は進藤、佐々木、竹中と高校時代にトップで活躍した選手が多く、優勝候補の一角。法政大は、田中、佐藤とこちらも強豪選手が出場することだろう。両チームが勝ち上がれば4回戦(ベスト16)で対戦が見込まれる。

全日本学生1回戦で鹿体大を破った国際武道大学は、最近の試合ぶりをみると男女とも勢いがあり、今大会でも勝ち上がりが気になるところ。3回戦で、実力を付けて来ている帝京大と対戦か。立教大は9月の関東学生での登録メンバー7人中5名が1・2年生で、桐蔭学園高出身選手も多く、気になる存在。3回戦で、駒澤大と慶応大の勝者と対戦することになるだろう。

 

※大会詳細・トーナメントは【関東学生剣道連盟HP】に掲載されております。

過去大会結果

H27関東女子学生剣道新人戦
前回大会決勝は、日体大が法政大との代表戦を制し優勝。

・H27大会(優勝:日体大、二位:法政大)

H26大会(優勝:早稲田、二位:法政大)

・H25大会(優勝:法政大、二位:明治大)

・H24大会(優勝:法政大、二位:東海大)

・H23大会(優勝:法政大、二位:日体大)※取材なし

・H22大会(優勝:筑波大、二位:國士舘)

・H21大会(優勝:法政大、二位:日体大)

[gads]