更新日: 2017/6/6
男子、富士ゼロックス(本社)が2連覇!!決勝の伊田テクノスを3−0で下す。
女子、JR東日本リテールネットが伊田テクノスを代表で下し大会制覇!
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レビュー
第59回関東実業団剣道大会が6/4(日)、東京・日本武道館にて開催された。
男子5人制団体戦、女子は3人制団体戦で試合はおこなわれ、男子は221チーム、女子は77チームがエントリーした。
男子、前回大会優勝の富士ゼロックス(本社)は準々決勝の東洋水産(本社)を2-1、準決勝では日通商事(本社)を前3人の連勝で3-2、そして決勝戦では伊田テクノス(本社)も三連勝で3-0で下して大会2連覇達成し、7度目の優勝を決めた。富士ゼロックスは新鋭、先鋒の上段・米満、次鋒・東郷、中堅・上原の勝利が優勝の原動力となったが副将・北川、大将・岩川の信頼感があってこそ、チーム一丸の優勝だった。そして、米満が最優秀選手に選出された。9月の全日本実業団大会では優勝を、そして次回大会では過去に一度達成している三連覇(H15〜H17大会)の記録に再び挑む。
今大会では準優勝となった伊田テクノスだが、若手の図末、水森を前に配置し、後ろ二枚は経験豊富な実力者・橋本、奥島と盤石の体制で挑んだ。4回戦では大塚家具との代表戦を水森が勝利し、5回戦ではALSOK(神奈川)など強豪チームとの対戦を乗り越え、準決勝でのNTT東日本(東京)戦は2-1の接戦を制した。
序盤戦から強豪同士の対戦が多く、H26大会の決勝カードである三井住友海上(本店)と東洋水産が2回戦で対戦し、東洋水産副将・秀徳が2本勝ちし1-0で勝利した。強豪選手揃うNTTは3回戦で東芝テックの前に1-3で敗退。東芝テックはその後6回戦まで勝ち進んだが、伊田テクノス(本社)に敗れべスト8進出は逃した。前回大会二位のJR東日本は5回戦で三井住友海上(神田)に敗れた。
女子決勝、JR東日本リテールネットが伊田テクノスとの代表戦を制した。
女子、JR東日本リテールネットはここ数年の強化により上位常連となり、H27大会で初優勝すると全日本女子実業団でも準優勝と好成績を重ね、今大会では準々決勝で富士ゼロックス東京(本社)、準決勝では前回大会優勝の東洋水産(本社)、そして決勝では初の決勝進出を果たした伊田テクノス(本社)と対戦し、代表戦でJR東リ・寺地が伊田テク・志藤からメンを決めて勝利し、2度目の大会制覇を果たした。
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結果
男子
優勝 富士ゼロックス(本社)
二位 伊田テクノス(本社)
三位 日通商事(本社)
三位 NTT東日本(東京)
・ベスト8
東洋水産(本社)、日通(本社)、三井住友銀行(本社)、三井住友海上(神田)
・最優秀選手 米満広将(富士ゼロックス)
女子
優勝 JR東日本リテールネット(本社)
二位 伊田テクノス(本社)
三位 東洋水産(本社)
三位 富士ゼロックス東京(城西)
・べスト8
NTT東日本(東京)、富士ゼロックス東京(本社)、三井住友海上(本店)、NIPPO
・最優秀選手 寺地はるか(JR東日本リテールネット)
※結果詳細は【関東実業団剣道連盟HP】に掲載されております。
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トーナメント
男子
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女子
決勝
【男子】○富士ゼロックス(本社)(3-0)伊田テクノス(本社)×
先鋒戦、好調を維持してる富士ゼロ先鋒・米満が法政大の先輩でもある伊田テク・図末から片手メンを決めて一本勝ちすると、続く次鋒戦では富士ゼロ・東郷と伊田テク・水森。スピーディな試合展開が続き、試合終盤に水森の面に東郷がドウを決めて一本勝ちし、富士ゼロが2勝と優位な展開となった。
中堅戦、伊田テク・石山は思い切った面を見せるも富士ゼロ・上原はしっかりと対応。上原は相手の動き、距離を見極め、石山が小手を狙い間合いを詰めてきたところへ鋭くメンを決める。追い詰められた石山はさらに積極的に攻め続けたが、最後は上原が再びメンを決めて二本勝ちし、チームの3勝目となり富士ゼロックスが優勝を決めた。
勝負は決着したが、副将では24歳の富士ゼロ・北川と、36歳ながら第一線で活躍し続ける伊田テク・橋本は引分け、大将戦は富士ゼロのキャプテン・岩川と全日本選手権出場も記憶に新しい伊田テク・奥島の一戦も引分けに終わり、スコア3-0で富士ゼロックスがこの試合を制した。
【動画】
【女子】○JR東日本リテールネット(本社)(1代表1)伊田テクノス(本社)×
先鋒戦、JRリテール・寺地、伊田テク・工藤とも足を使い攻め合う。試合序盤に寺地が得意の面を仕掛けたが工藤が出ばなコテを奪い、この試合は工藤が一本勝ち。
中堅戦、試合巧者のJRリテール・坂田は伊田テク・松本の攻めを封じるかのごく出ばなや引き技を繰り出す。試合終盤に坂田が松本の浮いた手元を見逃さずをコテを奪い一本勝ちし、勝負を大将戦へとつないだ。
大将戦、優勝がかかった試合だけにJRリテール・高橋、伊田テク・志藤ともやや慎重な試合展開。試合終盤には志藤の面に旗が一本上がったが決定だとはならず。試合は引き分けとなり代表戦へ。
代表戦、JRリテールは先鋒戦で敗れた寺地を選出し、伊田テクは大将の志藤を起用。
積極的に攻める寺地だが、志藤も素早く反応する。ジリジリと攻めだし、試合は次第に志藤ペースとなり後手に回る寺地、コテの打ち終わりに志藤が引き面を放ち旗は一人のみ。ピンチはチャンスと言うべきか、次の攻防では志藤が小手面の連続技を狙うも寺地が鋭く反応しメンに飛び込み、優勝を決める一本を奪った。
【動画】
準決勝
※準備中
動画一覧
※今大会の動画はYouTube再生リストにすべて掲載しています。
生配信
※ライブ配信のため回線状況により、画像が乱れたり途切れる場合がございますがご了承ください。
※予定配信が直前で変更になる場合がございます。
みどころ
男子、富士ゼロックスが連覇なるか!? 女子も同時開催!
前回大会、男子は富士ゼロックス、女子は東洋水産が優勝を果たした。
平成29年6月4日(日)、第59回関東実業団剣道剣道大会が東京・日本武道館で開催される。
大会は男子5人制団体戦、女子は3人制団体戦でおこなわれ。男子は221チーム、女子は77チームがエントリーし優勝を目指す。
前回大会では富士ゼロックスがJR東日本を2-0で下し優勝を決めており、H27大会では決勝まで勝ち進んでいる。当然今大会では、連覇を目指している。
H28大会、H27大会と連覇している名門・三井住友海上は前回大会で上位進出できなかったが、近年の関東実業団大会では富士ゼロックスと2強体制といってもよい状況にあり、今大会では王座奪還を目指していることだろう。
上位進出常連チームは新戦力が追加されていることも考えられ、若い力がチームに勢いを与えれればどのこのチームにも優勝の可能性があるのではないか。実業団大会は優勝までの道のりがながく、コンディションや勢いのあるチームが突如として上位へ進出することもあり、そこも見どころの一つ。
男女とも、今大会も接戦が期待できそうだ。
※大会詳細・組み合わせは【関東実業団剣道連盟HP】に掲載されております。
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過去大会
【H28大会】(男子優勝・富士ゼロックス、女子優勝・東洋水産)
【H27大会】(男子優勝・三井住友海上、女子優勝・JR東日本リテールネット)
【H26大会】(男子優勝・三井住友海上、女子優勝・富士ゼロックス東京)
【H25大会】(男子優勝・富士ゼロックス、女子優勝・東洋水産)
【H24大会】(男子優勝・東洋水産)
【H23大会】(男子優勝・三井住友海上)
【H22大会】(男子優勝・伊田テクノス)
【H21大会】(男子優勝・JR東日本リテールネット)